Google広告の検索語句レポートの見方|実際のクリックを確認する手順

Google広告を運用していても、ユーザーが実際にどのような検索語句で広告をクリックしているか把握できていない場合があります。設定したキーワードと実際の検索語句がズレていることは珍しくなく、このズレが無駄なクリックやコンバージョン率の低下につながります。検索語句レポートを定期的に確認することで、改善すべき検索語句を特定し、除外キーワードの追加や入札調整を効率的に進められます。

目次

検索語句レポートとは何か

検索語句レポートは、広告がクリックされたときの実際の検索語句を記録するレポートです。キーワードマッチタイプの設定に関わらず、Google検索でユーザーが入力した検索語句がそのまま表示されます。

例えば「Webマーケティング 支援」というキーワードを登録していても、実際には「Webマーケティング 会社」「Webマーケティング ツール」など様々な検索語句で広告がクリックされている場合があります。このズレを認識することが、広告の無駄を削減し、効果を高める第一歩です。

検索語句レポートを開く手順

Google広告の管理画面から検索語句レポートを確認する方法は以下の通りです。

  1. Google広告にログインし、キャンペーンまたは広告グループを選択する
  2. 左側のメニューから「キーワード」を選択する
  3. 「検索語句」タブをクリックする
  4. 期間を選択して、クリック数、表示回数、CVR、平均CPC などの指標が表示される

検索語句レポートには、設定したキーワードではなく、実際に検索されたフレーズが表示されます。大量の検索語句が表示されるため、確認するときは期間を絞るか、フィルタリングして整理することをお勧めします。

検索語句レポートで確認すべき項目

検索語句レポートから改善を判断するために、以下の項目に注目してください。

クリック数と表示回数のバランス

表示回数は多いがクリック数が少ない検索語句は、広告文や表示がユーザーの意図と合致していない可能性があります。一方、クリック数は多いが成果(コンバージョン)につながらない検索語句は、除外キーワードの候補です。

コンバージョンレート(CVR)が低い検索語句

特定の検索語句からのクリック数は多いのに、コンバージョン率が極めて低い場合、その検索語句の意図がサービス・商品と合致していない可能性があります。そのような検索語句は除外キーワードとして追加すべき候補です。

平均CPC(クリック単価)が高い検索語句

特定の検索語句からのクリック単価が異常に高い場合、競合が多く入札が高騰している可能性があります。そのような語句では入札を下げるか、除外キーワードとして除去することで、全体の広告費効率が改善することがあります。

ブランド名や競合商品名を含む検索語句

意図していない競合ブランド名や類似商品を含む検索語句でクリックされている場合、その語句を除外キーワードとして登録することで、無駄なクリックを減らせます。

検索語句から除外キーワードを追加する方法

検索語句レポートで無駄だと判断した語句を除外キーワードとして登録する手順は以下の通りです。

  1. 除外したい検索語句の行にチェックを入れる
  2. 上部の「除外キーワードとして追加」または「除外」ボタンをクリックする
  3. 除外対象の範囲を選択する(キャンペーンまたは広告グループ単位)
  4. 除外マッチタイプを選択する(完全一致、フレーズ一致、部分一致)

除外マッチタイプの選択は慎重に行ってください。部分一致で除外すると、予期した以上に広告配信が制限される可能性があります。

検索語句の分析でよくある見落とし

検索語句レポートを確認するときに、多くの運用担当者が見落とす点があります。

期間が短すぎる

1日や1週間単位で検索語句を確認すると、偶然のクリックで判断を誤る可能性があります。最低でも2週間以上の期間で傾向を確認することをお勧めします。

クリック数が少ない語句まですべて確認している

クリック数が1〜2回程度の検索語句は、除外キーワードの判断基準にはなりません。クリック数が10回以上、できれば20回以上の検索語句を優先的に確認することで、改善効果が高い語句から対処できます。

CVR が低い = 除外キーワド という単純な判断

CVRが低いからといってすぐに除外キーワード登録するのは危険です。検索語句の意図は悪くなくても、ランディングページの内容が合致していない場合があります。除外キーワード登録の前に、LP改善で対応できるかを検討してください。

医療・法律・金融などの専門分野で、検索語句のニーズが潜在的である場合の見分け方

BtoB営業支援や求人関連のように、直接的なコンバージョン(問い合わせ)ではなく、情報収集段階の検索が多い場合があります。CVRが低くても、その検索語句から中期的に商談につながる可能性を考慮して、除外判定を保留することも有効です。

検索語句レポートで改善優先順位をつける

検索語句が大量に表示される場合は、改善の優先順位をつけることが重要です。

優先度1:クリック数が多く、CVR が0%または極めて低い語句 → 除外キーワード登録または LP改善

優先度2:クリック数が多く、平均CPC が異常に高い語句 → 入札調整または除外

優先度3:表示回数は多いがクリック数が少ない語句 → 広告文の改善を検討

優先度4:設定キーワードと関連性の低い語句 → 除外キーワード登録

Google広告の除外キーワード設定で効果を出すコツも併せてご確認ください。

検索語句レポートの更新頻度

検索語句レポートの確認頻度は、広告予算と配信量に応じて異なります。

日予算が3万円以上で、クリック数が100回以上ある場合は週1回の確認をお勧めします。クリック数が少ない場合は、2週間に1回程度で十分です。

定期的に確認する習慣をつけることで、トレンドの変化や季節による検索ニーズの変動に素早く対応でき、長期的な広告費効率の改善につながります。

よくある質問

検索語句レポートにデータが表示されない場合はどうすればよいか

データが表示されない場合は、キャンペーンの配信期間が短い、または表示回数が少なすぎる可能性があります。少なくとも1週間以上の配信実績があるか確認してください。キャンペーンステータスが一時停止になっていないかも合わせて確認してください。

検索語句レポートとキーワードレポートの違いは何か

キーワードレポートは登録したキーワード単位の成績を表示し、検索語句レポートはユーザーが実際に検索した語句を表示します。改善する際には、検索語句レポートの方がより実態を反映した判断ができます。

除外キーワードを登録するときのマッチタイプは何を選べばよいか

完全一致で除外すると、その語句そのものだけが除外されます。フレーズ一致で除外すると、その語句を含む検索がすべて除外されます。最初は完全一致から始めて、除外効果を見た上で必要に応じてフレーズ一致に変更することをお勧めします。

CVRが低い検索語句をすべて除外キーワード登録してもよいか

CVRが低いだけでは除外キーワードの判断基準として不十分です。検索ニーズが実際に存在するのに LP改善で対応できる可能性もあります。少なくともクリック数が20回以上あり、CVRが0%に近い場合に限定して判断することをお勧めします。

検索語句データはどのくらいの期間保持されるか

Google広告の検索語句データは、広告アカウントの設定に応じて保持期間が異なります。最新の保持期間については、Google広告のヘルプで確認してください。

参考情報

参考:検索語句レポートについて – Google 広告 ヘルプ

まとめ

検索語句レポートを定期的に確認することは、Google広告の効果を高めるために欠かせません。実際のユーザーの検索意図とズレている語句を特定し、除外キーワード登録や LP改善による対応を行うことで、クリック単価の削減とコンバージョン率の向上が実現します。

優先順位をつけて、クリック数が多く改善効果の高い検索語句から対処することが、限られた時間の中で最大の成果を生み出すポイントです。検索語句レポートの分析を広告運用のルーチンに組み込み、継続的な改善を進めていきましょう。

検索語句の分析から除外キーワード登録、LP改善まで、広告の成果を高めるには包括的な改善が必要です。

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この記事を書いた人

Webマーケティング・転職・JapanNewsといったお役立ち情報を発信する専門メディア編集部です。

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