Google広告から問い合わせフォームへの到達率が低い原因と確認方法

Google広告のクリック数は多いのに問い合わせフォームまで到達するユーザーが少ない場合、広告とランディングページ(LP)の整合性の問題か、フォーム自体の入力率の問題か、いずれかの切り分けが必要です。この記事では、問い合わせフォーム到達率が低い原因を特定する方法と、優先順位をつけた改善ステップを説明します。

目次

問い合わせフォーム到達率が低くなる主な原因

到達率の低さは、次の3段階で発生する問題に分けられます。

1.LPへの到達前に離脱するケース

ユーザーがGoogle広告をクリックしても、LPを見る前に離脱しています。広告の訴求内容とLPのファーストビューが一致していない、またはLPの読み込みが遅い場合に起こります。

2.LPを見ているが問い合わせボタンまでスクロールしないケース

LPへは到達していますが、問い合わせボタンやリンクが見えない位置にあるため、ユーザーが最後まで読まずに離脱しています。

3.問い合わせボタンは見ているが、フォーム送信に至らないケース

問い合わせボタンをクリックしてフォーム画面は開いても、入力項目が多い、情報入力が複雑、エラーが表示されるなどの理由で送信されません。

Google Analyticsで問い合わせフォーム到達率を確認する方法

まず、現在の到達状況を数値で把握することが重要です。GA4を使って確認します。

ステップ1.LPページビューとコンバージョン数を確認する

GA4の「レポート」から「コンバージョン」を開き、問い合わせをコンバージョンとして設定している場合、LPのページビュー数とコンバージョン数を記録します。

例えば、LPへの流入が1,000ユーザー、問い合わせコンバージョンが30件の場合、到達率は3%です。

ステップ2.問い合わせフォームのページビューを確認する

GA4で、問い合わせフォームが置かれているページ(フォームページ)のページビュー数を確認します。LPビュー数よりもフォームページビュー数が著しく少ない場合、ユーザーが問い合わせボタンに到達する前に離脱している可能性があります。

ステップ3.フォームページビューからコンバージョンへの転換率を確認する

フォームページビュー数とコンバージョン数から、フォーム送信までの転換率を計算します。

例えば、フォームページビューが100、コンバージョンが30の場合、フォーム転換率は30%です。この数値が30%以上あれば、フォーム自体の問題は比較的小さく、LPからフォームへの到達が主な課題と言えます。

広告とLPの訴求にズレがないか確認する

広告とLPの訴求がズレると成果が出ない理由に詳しい説明がありますが、問い合わせフォーム到達率の低さにおいても、訴求の一致が重要です。

確認すべきポイント

・Google広告のタイトル、説明文で提示している商品・サービスの説明が、LPのファーストビューで同じように説明されているか。

・広告に「無料相談」と書いてある場合、LPのフォームが本当に無料相談フォームになっているか、または別の申し込みフォームになっていないか。

・広告で強調している特典やキャンペーン内容がLPでも同じように表示されているか。

・広告が特定の商品や施策に限定されているのに、LPが全商品のカタログになっていないか。

ユーザーが「広告で見たのと同じ内容が書いてある」と感じれば、次のアクション(問い合わせボタンへのスクロール)に進みやすくなります。

LPのファーストビューと問い合わせボタンの配置を確認する

訴求が一致していても、LPの構成が問題の場合があります。

ファーストビューの改善ポイント

・背景画像やテキストが重い、読み込みが遅い場合、ユーザーは待たずにブラウザバックします。Google PageSpeed Insightsでモバイルの読み込み速度を確認してください。

・ファーストビューに問い合わせボタンが見える場合と見えない場合で、到達率は大きく変わります。ボタンが「下にスクロールしてください」という位置にある場合、スクロール前に離脱するユーザーが多くなります。

・スマートフォンでのファーストビューを特に確認してください。Google広告の流入の多くはモバイル経由です。モバイル表示で問い合わせボタンが見えない場合、到達率は大幅に低下します。

問い合わせボタンの配置改善

・LPの上部(ファーストビュー)に問い合わせボタンを配置する。

・本文の中盤にも問い合わせボタンやリンクを配置する。

・スマートフォンでは、スティッキーボタン(ページをスクロールしても常に表示される固定ボタン)の導入を検討する。

問い合わせフォームの入力率が低い場合の対策

GA4の数値確認から、フォームページビューはLPビューの70%以上あるのに、コンバージョンが30件以下という場合、フォーム送信率が低い可能性があります。

フォーム入力率を改善するチェックリスト

・入力項目の数。必須項目が7個以上ある場合、送信率は大きく低下します。最小限(名前、電話番号、メールアドレス、問い合わせ内容など)に絞ります。

・入力形式の確認。生年月日を「年月日」3つのフィールドで入力させる場合と、テキスト入力で日付形式を自動判定する場合で、入力ハードルが異なります。

・エラーメッセージの表示。電話番号の形式が違う、メールアドレスが不正という理由でエラーが表示される場合、ユーザーは修正に手間を感じて送信を放棄することがあります。

・送信ボタンのテキスト。「送信」「申し込む」「お問い合わせ」など、ユーザーにとって分かりやすいボタンテキストを使用します。

・フォーム送信後の遷移。送信がうまくいったか、ユーザーに確認画面が表示されるか確認してください。

優先順位をつけた改善ステップ

次の順序で改善を進めることをお勧めします。

ステップ1.到達率の現状を数値で把握する

GA4からLPビュー数、フォームページビュー数、コンバージョン数を記録し、各段階の転換率を計算します。

ステップ2.到達率が低い段階を特定する

・LPビュー → フォームページビュー の転換率が50%未満:広告とLPの訴求ズレ、LPの読み込み速度が原因の可能性。

・フォームページビュー → コンバージョン の転換率が30%未満:フォーム入力率の改善が必要。

ステップ3.対応する施策を実施する

到達率が低い段階に応じて、広告とLPの訴求確認、ページ速度改善、フォーム入力項目の削減など、優先度の高い施策から実施します。

よくある質問

Q1.広告のクリック数は増えているのに問い合わせが増えない理由は何か。

クリック数が増えても、クリックしたユーザーがLPの訴求内容に興味を失っている、またはモバイルでLPが表示されずにすぐ離脱している可能性があります。GA4でLPのページビュー数とクリック数の比率を確認し、ユーザーがLPへ実際に到達しているか判断してください。

Q2.フォームページビュー数は多いのにコンバージョンが少ない場合、何から改善すべきか。

フォーム自体の入力フロー、入力項目数、エラーメッセージの表示を確認してください。特にスマートフォンでのフォーム表示と入力しやすさが重要です。

Q3.問い合わせフォーム到達率と広告のCPAには関係があるか。

あります。到達率が3%の場合と10%の場合では、同じ100クリックでも、獲得できるリード数が異なります。到達率の改善は、結果的にCPAの改善にもつながります。

Q4.LPのA/Bテストで問い合わせボタンの位置を変更する場合、どのくらいの期間テストすべきか。

最低でも1週間以上、できれば2週間以上のテスト期間を設けて、サンプルサイズを確保してください。1日や2日のデータでは、変動の大きさと実際の改善効果を判断しづらい場合があります。

Q5.Google広告のモバイル表示とLP表示にズレがある場合、優先すべきはどちらの改善か。

モバイルを優先してください。Google広告の流入の60〜80%がモバイルから来ていることが多いため、モバイル表示での到達率改善が全体のコンバージョン増加に直結します。

まとめ

Google広告のクリック数は多いのに問い合わせフォームへの到達率が低い場合、次の3段階で原因を切り分けることが重要です。

1.LPへの到達前の離脱:広告とLPの訴求がズレていないか、ページの読み込み速度が遅くないか確認する。

2.LPからフォームボタンまでのスクロール離脱:ファーストビューに問い合わせボタンが見えるか、モバイル表示は最適か確認する。

3.フォーム送信に至らない:入力項目数が多くないか、エラー表示がユーザーの入力を妨げていないか確認する。

GA4の数値から各段階の転換率を計算し、到達率が最も低い段階から改善を進めることで、効率的に問い合わせ数を増やせます。

広告とLPの整合性や入力フロー改善について、より詳しく相談したい場合は、広告運用の専門家に相談することをお勧めします。

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この記事を書いた人

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